DeNA・藤浪晋太郎 来季構想外 今季1軍登板わずか3試合 現役続行希望 27日の2軍・巨人戦で最終登板
DeNAの藤浪晋太郎投手(32)が来季の戦力構想から外れていることが23日、分かった。阪神から米球界を経て、昨年7月にDeNA入団。2年目の今季は1軍登板わずか3試合に終わり、チームのクライマックスシリーズ(CS)進出に貢献することはできなかった。現役続行を希望しており、退団後は新たな移籍先を模索する。2軍戦の全日程最終日となる27日の巨人戦(Gタウン)に登板予定で、ベイ戦士としてラストピッチに臨む。
ベイスターズのユニホームを着て戦った1年半。藤浪が志半ばでハマを去る。阪神からメジャー挑戦を経て、昨年7月にDeNAに電撃移籍。同8月31日の中日戦で移籍後初勝利をマークし、1073日ぶりとなる日本球界での白星を挙げた。
今季は先発ローテの一角として期待され、課題だった制球面の向上に徹底的に取り組んできた。キャンプや実戦では順調な仕上がりを見せ、本人も手応えを口にしていたが、開幕直前のオープン戦で乱調に陥り2軍スタート。ファーム暮らしが続いていた。
2軍で好投を続け、7月11日の巨人戦(横浜)で今季1軍初登板をつかみ取ったが、3回3失点6四球で降板。翌日に出場選手登録を抹消された。同22日には、かつて慣れ親しんだ甲子園で古巣・阪神との初対決が実現。「監督、コーチ、球団がもう1試合、僕にかけてくれた。その思いに応えたい」と意気に感じ腕を振った。勝敗は付かなかったが、五回途中を1失点と復調への兆しを見せていた。
しかし、3度目の登板となった8月20日の巨人戦(横浜)では三回途中で3失点KO。またも期待に応えることはできず、今季1軍での最後のマウンドとなった。3試合で0勝1敗、防御率6・30に終わったが、藤浪の野球への愛、意欲は衰えていない。現役続行を希望し、幅広い選択肢を持ちながら新天地を求めていく。
2軍で汗を流す日々でも「心が折れたりとかはない。単純に野球が好きというのもあるし、もっとうまくなりたい。自分、野球が下手なんで」と話すなど、常に前向きな志を持ち続けた右腕。この日も、神奈川県横須賀市内の球団施設で練習に参加し、27日の登板に向け、自身の投球を入念にチェックした。勝負の舞台が変わろうとも、挑戦は終わらない。
◆藤浪 晋太郎(ふじなみ・しんたろう)1994年4月12日生まれ、32歳。大阪府出身。197センチ、98キロ。右投げ右打ち。投手。大阪桐蔭高から12年度ドラフト1位で阪神入団。13年4月14日・DeNA戦(甲子園)でプロ初勝利。15年に最多奪三振のタイトル。22年オフにポスティングシステムでMLB挑戦を表明して、アスレチックスと契約。23年7月にオリオールズへ移籍。24年はメッツ、25年はマリナーズと契約。25年7月にDeNAへ移籍してNPB復帰。17年WBC日本代表。
