阪神・岡田顧問「本当にお疲れさんやな」オリックス・平野の引退試合にサプライズ登場 10年リリーフ抜てき

 「オリックス0-9ソフトバンク」(25日、京セラドーム大阪)

 昨年4月にプロ野球通算250セーブを達成したオリックスの平野佳寿投手(42)が、引退試合となるソフトバンク戦に臨んだ。0-9の九回に登板し、先頭で同じく現役を引退する中村晃を空振り三振に仕留めて交代した。

 阪神の岡田彰布オーナー付顧問(68)が“サプライズ”で平野の引退試合へ駆けつけた。2010年からの約3年間でオリックスの監督を務めた岡田顧問は試合後のセレモニーに登場。監督就任1年目だった10年シーズンで先発からリリーフに抜てきした“教え子”の21年間のプロ生活をねぎらった。

 朗らかで優しい笑顔を浮かべながらグラウンドに姿を現した。客席からの大きな拍手に包まれながら、岡田顧問が驚きと緊張が入り交じった表情の平野へ歩み寄る。花束を贈り固い握手。記念撮影の際には言葉を交わしながら時間を共にした。

 「(リリーフで)ある程度、やると思っていた。本当にお疲れさんやな」。岡田顧問が当時を思い返す。09年に先発で3勝12敗だった平野。自身がオリックスの指揮を執ることになると、球威のあるストレートと落差のあるフォークに注目。リリーフの適性を見抜いて配置転換を決断した。

 才能を見いだされた平野は監督就任2年目の11年に最優秀中継ぎ投手。さらに18年にメジャー挑戦。21年にNPB復帰し、25年にNPB通算250セーブの大記録。期待以上の活躍に目を細めた。

 思い入れのある選手だった。メジャー移籍など節目に連絡を入れる人間性にも一目を置いていた。現役生活を終えた右腕の第二の人生も温かく見守っていく。

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