巨人崖っぷち 犠打3度もホーム遠く 橋上監督代行「最後の一本がなかなか効果的に出ずに」
「JERA CSセ・ファーストS・第1戦、巨人1-2DeNA」(10日、東京ドーム)
プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)は10日、セ、パ両リーグのファーストステージ(3試合制)が開幕し、セはレギュラーシーズン3位のDeNAが九回、度会隆輝外野手(24)の決勝ソロで2位巨人に2-1で競り勝った。11日の第2戦でDeNAが勝てばファイナルステージ進出が決まる。
策を講じながらも敗戦した現実を、巨人・橋上秀樹監督代行(60)は静かに受け止めていた。最後まで貫いた3度の犠打もホームが遠かった。「最後の一本がなかなか効果的に出ずに、追加点が挙げられなかったことが敗戦に結びついた」。投手陣の力投も報われず、拙攻に泣いた。
1点を追う初回の攻撃、いきなり吉川がフェンス直撃の二塁打を放った。チームを勇気づける一打に松本も1球で犠打に成功。1死三塁から泉口の一ゴロですぐさま試合を振り出しに戻した。
対峙(たいじ)するのは、今季4度の対戦で0勝3敗のエース・東だ。「活発に打てる、連打が続くイメージは持っていない」と好投手相手だからこそ、橋上監督代行も腹をくくっていた。三回は井上が犠打を決め、六回には松本が進塁打を打った。1点を追う九回には無死二塁から泉口に犠打のサインを送った。
「極力出たランナーをしっかりと得点圏に進めて、少ないヒットで点が取れれば」。勝利へのイメージはあった。それでもDeNAの2発に泣き、これでもう後がなくなった。崖っぷちからの逆襲へ。最後までペナント2位の意地を見せる。
