日本ハム・伊藤 2度アクシデントも「渡すっていうのは考えられなかった」志願の続投5回1失点でCSファイナルS導く
「CSパ・ファーストS・第3戦、西武1-4日本ハム」(12日、ベルーナドーム)
大歓声と拍手に迎えられて、マウンドに戻った。五回無死一、二塁。日本ハム・伊藤大海投手は左足内側に平沢の痛烈な打球を受けた。足を引きずりながらベンチに下がり、治療を経て再登板。その後の1死満塁を犠飛による1点に防ぐ。5回を3安打1失点で投げ切った。
「後がないので気持ちですね。あの展開で(マウンドを)渡すっていうのは考えられなかった」。志願の続投。三回にも治療を受けた。「ロジンに触る時に腰がピキっていった」。2度のアクシデントを乗り越えた。
新庄監督は「すごい打球速度でしたから。でもアドレナリンが出ていたと思うから。よく投げ切りましたよね」と仁王立ちしたエースを称賛した。絶体絶命の第3戦。ファイナルSに導き、伊藤も「普段出ない力も働いている。気持ちの部分もあるかな」と振り返る。
この日は68球で降板。「運良くなのか運悪くなのか球数は少なく終われた」。患部の状態次第ではファイナルSでの早期登板の可能性もある。「まだ僕も投げ足りない。信じて準備したい」。リーグ覇者に立ちはだかる。
