来秋ドラフト候補の横浜・川上が1安打1打点 吉野スカウト「いい選手」日米7球団視察
「秋季高校野球関東大会・1回戦、横浜12-2西武台」(18日、上毛新聞敷島球場)
来春の選抜大会出場の選考資料となる秋季地区大会が各地で行われ、関東大会1回戦では5季連続甲子園を目指す横浜(神奈川)が、西武台(埼玉)に12-2で六回途中コールド勝利した。来秋ドラフト候補で新チーム主将の川上慧内野手(2年)が初回に適時二塁打を放つなど1安打1打点。樹徳(群馬)は作新学院(栃木)に逆転勝ちした。近畿大会では今春選抜大会準優勝の智弁学園(奈良)、今夏選手権大会優勝の智弁和歌山(和歌山)がいずれも1回戦を突破した。
初回7得点の流れをつくったのは川上だった。「初回のボールの見極めであったり、全員が徹底してできたことが(初回の)7得点につながった」と表情を引き締めたままうなずいた。勢いづいた打線は9安打12得点で、六回途中で10点差のコールド勝ちを収めた。
「1番・遊撃」で出場し、初回の第1打席は粘って四球。その後、打線は4四死球などで得点を重ね、打者一巡して6点リードで迎えた2死二塁で再び打席に立つと、7点目となる左越え適時二塁打をマークした。
今秋神奈川大会での負けが川上の意識を変えた。3年連続22度目の優勝を狙った慶応との決勝戦で1点差で敗戦し、県内の連勝記録も43でストップ。「県大会は自分で決めてやろうって」と打線を引っ張る思いが強かったが、関東大会からは「つなぐ」ことを意識して結果につなげた。以前まで三塁手だった守備も新チームでは遊撃手としてしっかりとこなした。
ネット裏には日米7球団が集結。阪神・吉野スカウトは「いい選手だと思う。打撃で目立つタイプなのかな」と評価した。
米球界挑戦を決めた織田や今秋ドラフト候補の池田、前主将の小野ら主力選手が抜けた。「まずは鉄(小林鉄三郎投手)とか自分たちが大黒柱になれるように。そこで周りの人間をどんどん巻き込んでチームづくりをしたい」。新主将は決意を新たに、次戦を見据えた。
