広島・九里 中4日で最多勝獲り 佐々岡監督の計らい「本人に気持ちもある」

 中4日で本拠地最終戦となる29日のヤクルト戦(マツダ)での先発が濃厚な広島の九里亜蓮投手(30)が27日、リーグトップタイの13勝目を挙げての最多勝獲得を誓った。佐々岡真司監督(54)は最大限のバックアップを約束し、今季最終戦となる11月1日の同戦(神宮)でも勝ち星上積みのため、ブルペン待機させる可能性を示唆した。

 悲願の初タイトルをつかむため、必死に腕を振る。本拠地最終戦となる29日・ヤクルト戦での先発が見込まれる九里が最多勝獲得に意欲を示した。

 ブルペン入りし、ダッシュなどで調整した右腕は「結果は後からついてくる。まずはしっかりとしたピッチングをしないと意味がない。チームが勝てるような投球をすることが一番」と気を引き締めた。

 リーグトップの13勝を挙げる阪神・青柳が26日の中日戦で敗れ、1勝差で追う九里にチャンスが巡ってきた。中7日で11月1日のヤクルト戦に先発するプランもあったが、「それだと一発勝負になる」と佐々岡監督は中4日で29日・ヤクルト戦に登板させる方針を示した。

 「本人にタイトルを取りたい気持ちもある。万が一、思う結果が得られなくても、もう一回、中2日で。中継ぎ待機になるかもですけど」と、11月1日のヤクルト戦でのブルペン待機も示唆。29日に勝てば登板させない方針だが、体の状態を見ながら、タイトル獲得をサポートする。

 ヤクルト戦は今季2試合で0勝1敗、防御率9・00。セ・リーグの中で唯一勝ち星を挙げられていない。それでも「僕自身やられっぱなしは嫌。チームの勝ちにつながるように準備をしたい」と意気込んだプロ8年目右腕。勝利をたぐり寄せ、初の勲章を手にする。

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