広島・佐々岡監督 直江にプロ初勝利を献上「ちょっとイメージが違った」

 4回、好機に空振り三振に倒れた西川(撮影・棚橋慶太)
 1回、小園からの送球を捕球し損ね悔しがるマクブルーム(撮影・棚橋慶太)
 戦況を見つめる佐々岡監督(撮影・棚橋慶太)
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 「巨人4-1広島」(13日、東京ドーム)

 広島は先発の遠藤が初回に小園の失策から失点すると四回にはポランコ、大城に一発を浴び4回4失点でKO。あとを継いだコルニエル、フランスア、一岡は無失点でしのいだが、打線は九回、坂倉の一発による1点のみに抑えられ敗戦。1日で5位に逆戻りとなった。

 広島・佐々岡真司監督は不調だった坂倉に一発が出たことについて「これでまた坂倉が引っ張ってくれれば。気持ち的にも1本出ると出ないで違うと思う」と今後の復調を期待した。

 打線は巨人・直江に苦戦しプロ初勝利を献上する結果になった。

 「もうちょっとコントロールはアバウトかなというのが。打ちづらいというか、タイミングが取れていなかった。ちょっとイメージが違ったなと」

 先発の遠藤は粘ることができなかった。

 「立ち上がりはエラー絡みではあったけど、やっぱりここの球場は。甘い球がいくと、見逃してくれないというとこですかね。一発を気を付けないといけない球場、打線もある中で2発」

 先発陣が次々に離脱する中、遠藤は期待する一人でもある。

 「当然、6人いた(先発の)3人がちょっと離れているので、遠藤なり明日投げる大道なりが頑張ってもらわないと、ここを乗り切れないと思うし。彼らにとってはチャンスだと思うし、まだファームにいる投手にもチャンスは来ると思うので」

 3番手のフランスアは約1年ぶりの1軍登板となった。

 「だいぶ力も戻ってきているかな。彼の場合はやっぱり制球というところ。最後、四球、四球でしたけど、久々に投げて、これでまた調子が上がってくれば。実績あるピッチャーなので、中の層は厚くなると思う。コルニエルにしても」

 試合前にはエース大瀬良を登録抹消した。

 「本人とも話して、しっかりとした中で上がってこないといけないと思うし、中途半端で上がるというのはね。残り試合が少ない中で、早く帰ってきてほしいというのは、こっちの気持ちではありますけど、中途半端で帰ってくるよりも、しっかりと調整した中でね」

 今季2度目の抹消。前回は間隔を空ける意味もあり最短で復帰した。

 「(10日で)帰ってこられれば一番いいけど、下でしっかり体を見直した中で、ピッチングを通して。ピッチングでそういう調子が上がってきてというのがあれば、そのまま(2軍登板なく復帰)ということもあるし、それは2軍のコーチと話ながらになるでしょう」

 先発ローテーションが苦しい中、14日は今季初登板の大道が先発する。

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