広島・野間 進化の山ごもり プロ10年目来季フル出場&V奪回へ 1800万増で更改
広島・野間峻祥外野手(30)が4日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1800万増の6800万円で更改した。今季は故障もあり規定打席にわずかに届かなかった。来季のフル出場に向けてこのオフも恒例の“山ごもり”を敢行する考えを明かした。(金額は推定)
野間はアップした1800万円の使い道を問われると「トスマシンをグレードアップさせようかなって感じです」と笑った。プロ10年目を迎える来季へ向けて、このオフも山ごもりを敢行する。
「熊の撃退スプレー持って頑張ります」
場所は明かさないが、出身の兵庫県にある山に入って、自主トレを行うのが恒例。野山を駆け回り、足腰を鍛え、自身で購入したトスマシンを相手に打ち込んできた。これをグレードアップさせて、さらに打撃向上を目指すというわけだ。
今季は新井監督の下、2番打者として打線のつなぎ役を担った。バントのない2番は新井野球の象徴でもあった。残念なのはケガ。5月には右、9月には左と両太ももを痛め離脱。規定打席(443)には25打席届かなかった。
オフには太ももの精密検査を受けた。
「けがでだいぶ弱っていると。今の状態でも(医者からは)“僕だったら走らせない”と言われました。そこをもう一回、強化したい」
まずは下半身を万全な状態にすることに時間をかける。
来季の目標を問われると「本塁打を打ちたい」と2シーズン遠ざかる快音を挙げた。そして「新井監督を胴上げして、みんなでハワイに行きたい」と言った。6年ぶりのV奪回へ山ごもりから2024年をスタートさせる。





