広島・中村奨成 適時打でアピール成功も左翼守備の拙いプレーで満足感はなし「打撃も守備も課題だらけ」

9回、中村奨は上川畑の打球を捕球できず同点とされる(撮影・市尻達拡)
 5回、左前タイムリーを放った中村奨はベンチに向かいガッツポーズ(撮影・市尻達拡)
 5回、左前タイムリーを放つ中村奨(撮影・市尻達拡)
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 「オープン戦、日本ハム3-2広島」(25日、タピックスタジアム名護)

 広島の中村奨成外野手が今季のオープン戦自身初安打となる適時打を放った。一方で左翼守備では際どい飛球を捕球できずに猛省。収穫と課題を得た。

 打撃では存在感を見せた。1点を先制した直後の五回2死一、三塁から山本拓が投じた129キロのスライダーをコンタクト。鋭いライナー性の打球は遊撃の頭上を越し、左前への適時打となった。1軍にしがみつく心意気を示す一打を「とにかく1本出せるようにという気持ちでやっていた。やっと出てホッとした気持ちもありますし、なかなか結果が出なかったので、悔しい思いもあった」と振り返った。

 左翼守備では1点リードの九回1死一、三塁から前目の飛球に対して、スライディングキャッチを試みるも、ボールはグラブからこぼれて同点に。拙いプレーとなり、「捕らなくてはいけない打球だった。投手に申し訳ない」と反省した。

 この一戦で沖縄キャンプでの対外試合は終了。ここまでのオープン戦は6打数1安打、打率・167。鍛錬の日々を送る背番号96は「打撃にしても守備にしても課題だらけ。また広島に帰ってからも実戦はあるので、しっかり自分の課題をつぶしていけるようにやっていきたい」と話した。

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