広島・島内 来季はチーム最多登板「調子の波」を反省 1800万アップの8800万円で更改

 広島・島内颯太郎投手(28)が6日、マツダスタジアム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1800万アップの年俸8800万円でサインした(金額は推定)。今季はチーム2位の58試合に登板して11勝6敗、24ホールド、防御率2・77と安定感を示すも本人は「調子の波が大きかった」と反省。来季はその波を減らし、チーム最多登板を目標に掲げた。

 浮かれることなく、自身の成績を冷静に見つめた。60試合に迫る登板数で防御率2点台。リリーバーとして誇れる数字を残した一方、島内は6つの黒星を悔やんだ。「負けが多く付いている。僕は(救援)成功率が大事だと思っていて、今年はそこが低かったかなと。大量失点はしないけど、点を取られた試合が多かったシーズン。改善すべき部分」と分析した。

 本人は「調子の波が大きかった」と今季を振り返った。その言葉通り春先は安定した投球を披露したが、6月の月間防御率は4・70。7月にはリフレッシュを兼ねた2軍再調整もあった。8月は8試合で1失点と踏ん張るも、9月は8試合で5失点。「より、年間通してズレの少ないフォームで投げる。理想は毎日同じ投球フォーム」と、打開策は再現性の向上にあると捉えた。

 四球の数も昨年の17個から27個に増加。「そこも今年1年の苦しい投球の要因にもなった。昨年ほど打者と戦えず、自分との戦いになっていることが多くあった。まずはボールの質を取り戻すことが大事」と課題と向き合っていく。

 その上で見据えるのはチーム最多登板だ。今季は、栗林の60試合がトップ。「チーム最多登板を目指したい。(今年の)悔しさはずっとある。チームが優勝に向かっていく中、自分も中心となってやっていけたら」。セットアッパーは、フル回転で中継ぎ陣を支える準備を着々と整えていく。

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