広島・新井監督 眠れなかった悪夢の9月 ヤクルト・高津監督に胸中吐露「キツいんですけど」
元ミズノブランドアンバサダーの広島・新井貴浩監督(47)とヤクルト・高津臣吾監督(56)による特別対談が6日、大阪市内のミズノ本社で開催された。新井監督は大失速に苦しんだ9月の胸中を赤裸々に明かした。
広島は9月を首位で迎えながらも、同月20敗を喫してBクラスでフィニッシュ。今季を振り返る場面で新井監督は「9月悪夢でしたので。何をやってもうまくいかなかった。やっと今、心の傷が癒えつつあるかなという今日この頃ですね」と神妙な面持ちで語った。
母校・広島工の「大先輩」でもある高津監督には9月の試合前メンバー表交換の際に「高津さん、これ、キツいんですけど。眠れません」と相談していたことも告白。その際に「高津さんは『それが普通だ』って言ってくれました。『監督なんか眠れなくていいんだ』って」と励まされたことを明かした。
いつも明るい指揮官だが、「油断するとネガティブな方に考えてしまいますね」と素直な思いも吐露した。来季が監督3年目。今は次なる戦いへの英気を養っている。