広島 現役ドラフトで日本ハムから移籍の鈴木健矢が入団会見「どんな場面でも対応できるように」と決意

 現役ドラフトで日本ハムから移籍した鈴木健矢投手(27)が23日、マツダスタジアムで入団会見に臨んだ。「(移籍の)連絡を受けた時は本当にびっくりしたのが正直な感想。少し日がたつにつれて実感が湧いてきて、カープのために頑張るぞという気持ち」と誓いを新たにした。

 サイドスローでプロ入りした鈴木は22年に新庄監督からアンダースロー転向を命じられ、23年には自己最多24試合に登板して6勝を挙げた。

 “アウェー”だったマツダスタジアムの声援は来季から本拠地になる。「今年の交流戦で投げさせてもらった。マウンドからスタンドを見たら真っ赤で、応援の威圧感があって非常に投げにくい印象があった。来季からこの応援が味方になるので、すごく頼もしく感じます」と笑顔を見せた。

 「さまざまな場面で仕事をするのが僕の仕事。どんな場面でも対応できるように」。緩急自在な投球が武器で、カープにはいないタイプの変則右腕が新天地で輝を放つ。

◆鈴木 健矢(すずき・けんや)1997年12月11日生まれ、27歳。千葉県出身。176センチ、80キロ。右投げ左打ち。投手。木更津総合、JX-ENEOSを経て19年度ドラフト4位で日本ハム入団。プロ初出場は新人だった20年6月23日・楽天戦。プロ初勝利は22年6月26日・ソフトバンク戦。24年は先発とリリーフで8試合に登板して、1勝2敗1ホールド、防御率2・74。

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