広島・堂林 フォーム改造!オープンスタンス、足の上げ幅修正 「引き出しの一つ一つとして、持っておこうと思う」
「広島春季キャンプ」(4日、日南)
歯を食いしばりながら懸命にバットを振り込んだ。広島・堂林翔太内野手(33)が4日、打撃フォーム修正に取り組んだ。この日のフリー打撃は、3日までとは違うオープンスタンスで行い、「首をしっかり投手の方に向けて(球を)見ないと、僕はいくらでも左肩が(本塁側に)入ってしまう」と意図を説明した。
あえて左足を開いてスイングすることで、投球の軌道が見やすくなるのが利点。納得できる打球もあれば、そうでない時もあると現状を分析し「自分の引き出しの一つとして、持っておこうと思う」と今後を見据えた。
さらに修正を加えているのが左足の上げ方。昨季までは高く上げていたが、今キャンプでは上げ幅を小さくしてスイングを繰り返している。
投手の速いクイックに対応するための一環。「体の状態も(日によって)違うし、シーズン中にずっと同じことを続けるのは難しい。今はいろいろやれる時期」と試行錯誤を重ねる考えだ。キャンプ初日から若手とバットを振り込む選手会長が、シーズンへ向けて理想の打撃を構築していく。