値千金代打決勝打の広島・中村奨「2死満塁ならいく、ということだったので回ってこいと」新井監督も絶賛「格好良かったですね、奨成」
「広島5-2楽天」(22日、マツダスタジアム)
広島が逆転勝ちで、4カードぶりの勝ち越し。交流戦最終戦を白星で飾り、交流戦を9勝9敗で終えた。2点ビハインドの四回2死満塁で代打・中村奨が走者一掃の逆転適時二塁打を放ち、これが決勝打となった。
ヒーローインタビューで中村奨は「2死満塁ならいくということだったので、回ってこいと思いながら待っていました」とうなずき、「狙いとかはなかったですけど、とにかくランナー返せるように頑張りました。声援がすごく嬉しかった」と会心の一打を振り返った。
直近は代打での起用が続くが、19日のソフトバンク戦でも本塁打を放つなど調子をあげつつある「6月全然打ててなくて、悔しい気持ちあった。払拭できる様に頑張ってます」と、力を込めた。
試合後、新井監督は「いやぁ本当、嫌な空気、重い空気だったんですけどね、ひと振りで一気に変えてくれましたね。格好良かったですね、奨成」と絶賛。「代打で初球から振るというのも難しいですけど、変化球ですかね?完璧に捉えるというのはね、すごい打球でもありましたし、彼の成長を感じます」と目を細めた。





