広島モンテロ&ファビアンが初アベック弾 エルドレッド&バティスタ以来助っ人7年ぶりに本拠地お祭り騒ぎ

 「広島5-3ヤクルト」(16日、マツダスタジアム)

 待ちに待ったアベック弾に本拠地はお祭り騒ぎだ。ベンチ前で広島のモンテロとファビアンが熱い抱擁を交わす。試合を決めたのは仲良しコンビの豪快な“共演”だった。

 2-2で迎えた六回だ。1死からまずはモンテロが吉村のカーブを左中間席へ放り込んだ。決勝弾は8月4本塁打目となる7号ソロ。「甘いところにきたからチャンス!と思って振った。スタンドまで飛ばせて良かったよ」と自慢のパワーをさく裂させた。

 相棒も続いた。2死一塁となり、代打ファビアンが打席へ。1ボールから146キロをフルスイングし、左翼席上段に13号2ランをたたき込んだ。代打では初の一発。「どの場面でも出られるように準備していた」と、今季2度目のベンチスタートでも高い集中力で期待に応えた。

 練習中からまるで兄弟のように親密にコミュニケーションを取る2人だが、私生活のルーティンは正反対だ。自炊派のファビアンに対し、モンテロはフェリシアーノ通訳と外食に行くのが定番。それでも月に数回は3人で食事をするのがお決まりとなっており、良い息抜きとなっている。

 球団助っ人では2018年5月5日のヤクルト戦(神宮)でエルドレッドとバティスタがマークして以来、7年ぶりのアベック弾だった。「今日だけじゃなくてもっとチームが勝つためにいいバッティングをしていきたい」と胸を張ったモンテロ。陽気なドミニカンコンビが、8月にぴったりのド派手な花火を打ち上げていく。

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