広島・二俣 捕手再挑戦「できたら『面白い選手になるな』とは考えていた」 4年間ブランクも新井監督からの打診に即答

 捕手の練習に加わる二俣(左)=撮影・立川洋一郎
 5回、左前打を放つ二俣
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 「ウエスタン、阪神2-5広島」(24日、日鉄鋼板SGLスタジアム)

 広島・二俣翔一内野手(22)が24日、今秋から捕手に再挑戦すると明かした。20日・巨人戦の試合前に新井監督から打診され「自分の中でも、内外野をやって捕手もできたら『面白い選手になるな』とは考えていた。すぐ『はい』と返事をしました」と経緯を語った。

 捕手でプロ入りして、1年目の21年には2軍戦で捕手として16試合に出場した。1軍では捕手以外の全ポジションを守った経験があり、器用さを武器にして1軍に定着。扇の要としての力を身に付ければ、自らの存在価値はさらに高まる。「4年間やっていないのでブランクはあるけど、しっかり思い出しながら」と来月6日に始まる、みやざきフェニックス・リーグから鍛錬を積む。

 高2軍監督は「まだピッチャーの球を捕っていないので、25日にブルペンで(投球練習の球を)捕らせる」と段階を踏んで感覚を取り戻させていく方針を示した。

 22日に出場選手登録を抹消され、この日はウエスタン・阪神戦(SGL)に「3番・遊撃」でフル出場。守備では七回1死一、二塁では三遊間のゴロを逆シングルで捕球し、素早く三塁で封殺する好守を披露した。打っては五回に左前打。1軍実績のある西勇から快音を響かせた。

 試合前練習では防具を着用し、キャッチャーミットで送球時の動作を入念に確認した。「ピッチャーと一つになって、やっていきたい」と誓った鯉の万能プレーヤーが、新たな道を切り開く。

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