広島・名原 初1番抜てきで勝利呼ぶマルチ!連日の躍動 プロ初ヒーローインタビュー「必死に気合と根性で、とにかく打つ」

 「広島5-3中日」(23日、バンテリンドーム)

 鯉にニューヒーローの誕生だ。広島の名原典彦外野手(25)が初の1番抜てきに応えた。2試合連続スタメン出場し、2安打をマーク。初回の第1打席で中前打を放ち、先制のホームを踏むと、四回には左前へはじき返した。試合後は初のヒーローインタビューに登場し、初々しい笑顔を見せた若鯉。21日に支配下登録されたばかりのフレッシュな力が、チームの起爆剤となっている。

 笑顔の花が咲いた。試合後のハイタッチ。名原は、白い歯をのぞかせながらチームメートと手を合わせる。「1番・中堅」で2試合連続のスタメン出場。役割を果たし勝利への道を切り開いた。

 「もうとにかく必死に、どうにかチームのためにと思って試合に入りました」

 プロ初出場初スタメンで、プロ初安打と初打点を記録した前日22日は、「8番」だった。「ちょっと打順が違うだけで、やることは変わりないですから」。1番を任されても気負いはなかった。

 初回いきなり結果を出した。大野の直球を捉え中前打。小園の適時二塁打で、先制の本塁を駆け抜けた。打線に勇気を与える会心の一打。「エラーでも何でもいいから出塁して、流れを持って来たいと思っていた」と、充実感をにじませた。

 四回2死一塁では左前へ運び、初出場から2試合連続複数安打。新井監督は「1番で、何とか塁に出てもらいたいと思っていた。期待に応えてくれた」と目尻を下げた。

 21日に支配下登録された。3年目が終わった昨オフ、母校・瀬戸内高を訪れ、前監督で現在は部長を務める長谷川義法氏と父・誠さんで、今後の進路について話をした。

 長谷川部長は「20代中盤。今後の生活もあるから、実は本人には言っていないけど、お父さんと私で、次の就職について話をしていた」と明かす。それでも「本人が勝負をしたいということだったので、背中を押しました」。高校時代からムードメーカーで、何事にも謙虚に、一途に取り組む人柄だ。だからこそ、諦めずにバットを振り続ける姿を応援した。

 この日の朝、「やりました」とプロ初安打の報告を電話で受けた。恩師は「うれしい限り。チャンスをものにしてほしい」。エールを送り、教え子の活躍を期待した。

 プロ初のヒーローインタビューでは、名原は左翼席に陣取る鯉党に向かい、帽子を取って深々と頭を下げた。「昨日のヒットもファンの皆さまの声援が後押ししてくれたと思うので、感謝しかないです」。大きな拍手も新たな力に変えた。

 24日の一戦は、交流戦前最後の戦い。良い流れをつくり、パ球団との戦いに向かいたい。「必死に。気合と根性で頑張りたい」。名原の言葉は力強く、熱かった。

  ◇  ◇

 名原のヒーローインタビューは以下の通り。

 -初めてのヒーローインタビュー。

 「もうホントに、うれしいです!」

 -この拍手と歓声は。

 「ここまでくるのに時間はかかったんですけど、応援してくれたファンの皆様のおかげで僕もこの舞台に立ってると思ってるんで、今日のヒット、昨日のヒットも声援が後押ししてくれたヒットだと思うので感謝しかないです。ありがとうございます!」

 -1番でどんな気持ちで臨んだか。

 「これといって変えることなく、色気も出さず、必死に気合と根性で、とにかく打つという気持ちで試合に入りました」

 -初回からヒット。

 「追い込まれてどうにか塁に出て、そのあとカイト(小園)が打ってくれたんで良かったです」

 -どういうところをアピールしたいか。

 「元気と守備と足とバッティングです(笑)」

 -全部ということか。

 「はい!」

 -明日勝てば3カード連続勝ち越しで交流戦。

 「交流戦にいい流れで入れるように、僕は僕に与えられた仕事をしっかりするだけなので。明日も応援よろしくお願いします!」

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