広島・栗林 リハビリ26日開始 右内転筋違和感で離脱「悔しい」気持ち切々「今度はずっと中6日で回れる実力つけないと」
広島の栗林良吏投手(29)が25日、荷物整理のためマツダを訪れ、復帰への強い思いを言葉にした。22日の中日戦(バンテリン)に先発し、初回途中で右内転筋の違和感を訴え降板。翌23日に出場選手登録を抹消された。7試合で4勝2敗、防御率1・15。シーズン2度の1安打完封勝利を挙げるなど、先発陣の中心として奮闘してきた右腕。悔しさを吐露した上で、26日からリハビリを開始し、さらにたくましくなって1軍に戻ってくると力を込めた。
手応えをつかみ、腕を振り抜いていた直後だった。先発7試合目で起こった不測の事態。栗林は負傷交代での1軍抹消について「自分の感覚もある程度出てきている中での離脱なので、やっぱり悔しい」と唇を結んだ。
22日・中日戦だった。初回2死二塁から細川に四球を与えた直後、異変を自ら球審に申告し、ベンチ裏で治療を受けた。数分後、マウンドに戻り投球を続行したが、2者連続で適時打を浴びた。右腕は再びベンチへ下がると、新井監督がベンチを立ち交代を告げた。
違和感を抱いたのは右の内転筋。23年にも右内転筋筋挫傷を患い、復帰まで約1カ月を要したことがある。負傷から3日後のこの日、違和感などについて問われると「あります」と答えた。
右脚に異変を感じながらも、一度はマウンドに戻った。強い責任感があったからだ。「2死までいっていたので、何とか自分の力で抑えたいと思った」
思いとは裏腹の結果となり、「結果的にチームに悪い影響を与えてしまって、自分の中ではすごいモヤモヤしているというか。悔しい気持ちと、マウンドに上がったからには抑えなきゃいけないところで、自分の判断がどうだったのかなというか」。どこまでもフォア・ザ・チームを貫いてきただけに、責任を一身に背負い、悔しさを必死にかみしめていた。
26日からは大野練習場でリハビリを始める。守護神だった23年は、2軍戦に数試合登板し、1軍復帰した。「先発は1イニングでOKじゃなく、長いイニングを投げられるようになって、結果が出れば1軍に行けるか行けないかだと思う」。2軍で確かな結果を残し、完璧な状態で戻ることを絶対条件とした。
「今度はずっと中6日で回れる実力をつけないといけない。加えて、チームにしっかり勝ちをつけられるように」
タフになり、必ずマウンドに帰ってくる。栗林は、しっかり前を見据えた。
