広島・森下 無期限2軍再調整 新井監督「本人も分かっていると思うので」 不調理由の抹消はプロ7年目で初「練習して追い込んで」

4回、マウンドで汗を拭う森下(撮影・北村雅宏)
7回の攻撃を終え、選手交代を告げた新井監督
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 「中日10-1広島」(10日、バンテリンドーム)

 悪い流れは断ち切れなかった。前日9日に継投でのノーヒットノーランを食らっていた広島が、最下位の中日に10失点の大敗を喫した。先発の森下暢仁投手(28)が5回を投げ、今季ワースト6失点(自責点5)で6敗目。新井貴浩監督(49)は試合後、無期限で2軍再調整させると明言した。右腕が不調のため出場選手登録を抹消されるのは、プロ7年目にして初めてとなった。

 重い決断が下された。試合を終えて報道陣の前に立った新井監督は、森下について「抹消します」と明らかにした。投球内容の評価に関して「本人も分かっていると思うので」と多くは語らず。期限を設けない2軍での再調整が決まった。

 勝負どころで踏ん張りが利かなかった。森下は同点に追い付いてもらった直後の四回に3失点。先頭のサノーへの四球を皮切りに、石伊に適時二塁打を浴び、三塁手・坂倉の適時失策、押し出し四球で失点を重ねた。味方のミスもあったが「ああいうシチュエーションにしてしまったので」と言い訳はせず、「先頭打者に四球を出してしまったところで、自分で勝負できなかった。それが原因」と責任を背負った。

 続投した五回もサノーに右翼への一発を浴びるなど2失点。最終的に今季自己最多タイとなる113球を投じるも報われることはなく、「チームに迷惑をかけたなという気持ち」と肩を落とした。1試合6失点は自身2年ぶり。この日は初回に細川にも先制弾を浴びており、自身ワーストとなる3試合連続複数被弾となってしまった。

 今季は5勝6敗で防御率は4・52にまで跳ね上がった。昨季は14敗を喫しながらも86・4%を誇っていたクオリティースタート(6回以上投げて自責点3以下)率が、今季は35・7%まで落ち込んでおり、持ち味のゲームメーク能力も影を潜めている。

 森下はこれまでもコンディション不良や登板機会がないため、登録を抹消されることがあったが、不調を理由に1軍から離れるのはプロ7年目にして初めて。2軍再調整の決定に、右腕は「チームに貢献できていないですし」と受け止めた上で、「また呼んでもらえるようにしっかり準備していきたい」と唇をかみしめた。

 新井監督は「当然、やってもらわないといけない選手なので、しっかりと練習して追い込んでほしい」と再起を期待した。チームは2連敗で、借金は再び12となった。先発陣は玉村も8日の試合で右足を痛めて戦線を離脱しており、ファームからの突き上げが急務な状況だ。チームにとっても、森下にとっても正念場が訪れた。

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