広島・大盛 入団8年目で初の4安打 代打弾の佐藤啓に「勇気づけられます」 「足も使えた」逆転適時内野安打

ファンの声援に応える大盛
5回、勝ち越しとなる内野安打を放つ大盛(撮影・北村雅宏)
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 「広島8-7DeNA」(25日、マツダスタジアム)

 気持ちで奪い取った。広島・大盛穂外野手が、一塁へのヘッドスライディングで適時内野安打とする。「きれいな安打ではないですけど。自分の足も使えた」。チームメートがつなぎ、つくった逆転機。執念だった。

 6点を奪い、6-6で迎えた五回2死二、三塁だった。この回2打席目。たたき付けた打球は、二塁後方付近へ飛ぶ。一歩目から最高スピードに乗る脚力は、チーム屈指だ。

 初回に中前打、五回の最初の打席は右前へ。九回には左前へ運んだ。1試合4安打は、入団8年目で初めて。「今日の試合の流れで、打たせてもらった」と、白い歯をこぼした。

 「代打で思い切っていく姿は、やっぱり勇気づけられます」。プロ初本塁打を放った佐藤啓も、自身と同じ育成出身。刺激を受ける存在だ。記念弾は、自分のことのようにうれしかった。

 6点差をひっくり返したのは、20年7月26日のDeNA戦以来。その日は、自身にとってプロ初安打となる二塁内野安打を放った記念日でもある。「アツさん(会沢)が満塁本塁打を打った試合ですね」。巡り合わせに、不思議な縁を感じた。

 1番での起用は2試合連続。23日の巨人戦は4打数無安打に終わっていた。「期待に応えられず、悔しかった。絶対にやり返そうと思って球場に入った」。ユニホームは泥だらけ。大きな仕事をやってのけ、笑顔で額の汗を拭った。

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