アメリカ代表 T・ターナーの劇的な逆転満塁弾で準決勝進出、20日にキューバと激突
「WBC準々決勝、アメリカ代表9-7ベネズエラ代表」(18日、マイアミ)
連覇を狙うアメリカ代表が乱打戦を制し、準決勝に駒を進めた。
激戦となった一戦は初回、アメリカ代表がM・ベッツ、M・トラウトら重量打線が5連打で3点を先制した。ベネズエラもすぐに2点を返したが、中盤まではアメリカリードの展開で進んだ。
それでも五回、ベネズエラが4点を奪って逆転に成功。八回にはL・アラエスが右翼ポール直撃の本塁打を放つなど、4打点の活躍でリードを広げた。
超満員となった「ロンデポ・パーク」。ベネズエラ代表とアメリカ代表、ファンの数はほぼ均等で1球、1球、スタンドからは地鳴りのような歓声が響く。
クライマックスはベネズエラ2点リードで迎えた八回だ。無死満塁でマウンドに上がったS・ブラチョだったが、T・ターナーに真ん中に甘く入ったチェンジアップを狙われた。
打った瞬間、スタンドインを確信する打球に、マウンド上のS・ブラチョはグラブを叩き付けるなど激高。国と国の威信を懸けた戦いは、逆転に次ぐ逆転の末にアメリカ代表が制した。
勝ったアメリカ代表は翌19日(日本時間20日)、キューバ代表と準決勝を戦う。