スポーツクライミング24年パリ五輪でも採用 王者楢崎智亜「さらに自分を磨く」

 国際オリンピック委員会(IOC)は7日、非公開でオンラインによる理事会を開催し、24年パリ五輪の追加種目としてスポーツクライミング、サーフィン、スケートボード、ブレークダンスの採用を正式に決定した。スポーツクライミングは東京五輪に続いての採用。東京大会はボルダリング、リード、スピードの3種目の複合で争われるが、パリ大会ではボルダリングとリードの2種目で争う複合と、スピードが実施される。

 複合とボルダリングの世界王者で、東京五輪代表の楢崎智亜(24)=TEAM au=は日本協会を通してコメントを発表し、「パリ五輪でも、追加種目として正式に採用になり、僕にとって新しい目標が出来ました。パリ五輪では、ボルダリングとリードの複合とスピードの2種目になるため、両方の種目で日本代表として出場できるように、更に自分のクライミングを磨いていきます。また、来年の東京五輪においても、スポーツクライミングの初代王者となり、世界中の人にこの競技にもっと興味・関心を持ってもらえるよう、勢力的に活動していきたいと思います」と、力強く目標を掲げた。

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