宇良が好調3連勝「今は白星を重ねていきたい」

千代ノ皇(左)を肩透かしで破る宇良(撮影・西岡正)
千代ノ皇(右)を肩すかしで破った宇良=両国国技館(撮影・開出牧)
千代ノ皇(手前)を肩透かしで破った宇良(撮影・西岡正)
3枚

 「大相撲夏場所・3日目」(11日、両国国技館)

 西十両2枚目に番付を上げた宇良(28)=木瀬=が千代ノ皇(九重)を肩すかしで退け、初日から3連勝に伸ばした。当たって右を差し、引いて回り込み土俵際、鮮やかな技で仕留めた。

 「余裕はなかったかもしれないけど、うまく盛り返せてよかった」と振り返った。

 2日目は炎鵬との業師対決を先場所に続き制した。初日から動きは好調ながら「まだ始まったばかり。今は白星を重ねていきたいと思うばかり」と気を引き締めた。

 3日目で無観客は終わり、4日目から有観客開催。「(無観客でも)変わらずに取れた。お客さんが入る入らないで相撲は変わらないけどお客さんが楽しみにして下さって、楽しんでくれるなら力士として良かったと思います」と、話した。

 2度の右膝手術で一時は序二段まで降下しながら長いリハビリを乗り越え、昨年11月場所、16場所ぶりに関取復帰して9勝6敗。初場所、先場所と連続で10勝を挙げた。2017年九州場所以来、約4年ぶり幕内返り咲きが狙う。

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