金井大旺ら引退の3選手にミズノから“金シューズ” 市川華菜は涙

所属のミズノからゴールドスパイクを贈呈された(左から)和田麻希、金井大旺、市川華菜(撮影・高部洋祐)
自身らの似顔絵と共に記念写真に納まる和田麻希(左端)、金井大旺(右から2人目)、市川華菜(右端)ら=ヤンマースタジアム長居(撮影・高部洋祐)
記念写真に納まる金井大旺(前列中央)、ディーン元気(後列右から2人目)らミズノ所属の選手ら=ヤンマースタジアム長居(撮影・高部洋祐)
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 「陸上・全日本実業団対抗選手権」(26日、ヤンマースタジアム長居)

 ミズノが全競技終了後に今季で引退する3選手のセレモニーを行った。今大会の男子110メートル障害で優勝した東京五輪代表の金井大旺(25)、女子で2012年ロンドン五輪400メートルリレー代表の市川華菜(30)、09年世界選手権400メートルリレー代表の和田麻希(34)に、それぞれの競技用シューズと同型の金色のシューズを贈呈した。

 来月に故郷の北海道・函館でのレースを残す金井は「サプライズにびっくりした。格好よすぎて履けないので飾りたい。もったいないです」と感激の面持ち。「(所属した)3年間、最高のサポートをしてもらって感謝している」と話した。

 また、今大会がラストレースになった市川は、飯塚翔太やディーン元気らのチームメートを前に「この仲間と一緒にできてよかった」と涙。“ゴールドシューズ”を手に「家宝にして飾りたい」と感謝した。

 今冬に結婚披露宴を控える和田も、世界に一つのシューズに「結婚式に履いて出たいくらい。(披露宴で)飾りたい」と笑顔。「人生で一番幸せな一日になった」とトラックに別れを告げた。

 3人のシューズはミズノのクラフトマンである亀井晶さん(51)が製作。それぞれの選手のモデルと同型で、実際にレースで使用できるという。

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