富士通が白星発進 オコエ桃仁花がMVP 五輪疲れも「楽しんで」最多15得点

 「バスケットボール女子・Wリーグ、富士通76-48東京羽田」(22日、大田区総合体育館)

 富士通が今季初戦を白星で飾った。開始からなかなかリズムがつかめず、第1Qを14-14の同点で終え、第2Qは32-24で前半を折り返し。後半はリズムを取り戻して、得点を重ね76-48で制した。

 この試合のMVPは両チーム最多の15得点を挙げたオコエ桃仁花(22)が獲得。今夏は東京五輪、アジア・カップと日本代表として過ごし、チーム合流は前日だったという。「プレーは昨日たたき込んできた。とにかく今日はベンチでも試合に出ても人一倍声を出して盛り上げていこうと思っていた。自分は点数が止まったときに得点を取ることが仕事だと思うので今日はそれができた」と要所での得点と力強いディフェンスでチームを勝利に導いた。

 大忙しの夏には「ちょっと疲れました」と苦笑しながらも「疲れたも出ないくらい忙しくさせてもらっているので、逆に楽しんで。こんな経験も楽しんでやっていけたら」と笑顔を見せた。

 大躍進した東京五輪から熱狂は冷めず、今季はWリーグにも注目が集まる。富士通主将で五輪銀メダルメンバーの町田瑠唯(28)も「盛り上がりを継続できるように、見ている方に楽しんでもらえるバスケットをしたい」とプレーで魅せていくことを誓った。

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