五輪金の浜田尚里が真骨頂V、寝技で全試合一本勝ち「しっかり優勝できてよかった」 全日本体重別

 女子78キロ級決勝で、高山莉加(左)を攻める浜田尚里
 女子78キロ級決勝で、高山莉加(下)を激しく攻める浜田尚里
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 「柔道・全日本選抜体重別選手権」(2日、福岡国際センター)

 世界選手権(10月、タシケント)代表選考会を兼ねて行われた。女子78キロ級決勝は、東京五輪金メダルの浜田尚里(31)=自衛隊=が、高山莉加(三井住友海上)を3分24秒、横四方固めで下して優勝した。五輪後初の実戦だったが、3試合全てで真骨頂の寝技による一本勝ち。「最初から攻められっぱなしで自分のしたいことをできなかったが、得意の寝技で取れて良かった。自分でも(五輪以来の)この大会でどんな試合をするか分からない感じで臨んだが、しっかり優勝することができて良かった」と胸をなで下ろした。

 圧巻の強さを見せつけた。昨夏の五輪も全て一本勝ちした寝技師の強さは、全国に浸透。今大会も浜田が相手の腕をたぐって抑え込みに持ち込もうとすれば、久々の有観客となった会場が沸いた。準決勝の泉真生(コマツ)戦では、序盤に大内刈りで技ありを奪われたものの、「取られたので取り返さないと」と寝技に持ち込んで畳に沈めた。

 この優勝で、世界選手権代表も確実。33歳で迎える24年パリ五輪での2連覇にも期待が懸かるが、「自分はあまり遠く(の目標)を見ることができないので、1つ1つを勝っていき、(今後の)世界選手権とか五輪につなげていければいい」と淡々と話した。

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