カンバーランドコーチ急逝の神戸弔い星ならず 橋本皓「勝っている姿届けたかった」
「ラグビー・リーグワン、東京ベイ40-32神戸」(23日、江戸川区陸上競技場)
神戸は逆転負けで9敗目(5勝)を喫した。前半は元ニュージーランド代表のSOクルーデンのトライなどで9点をリード。しかし、後半25分に同点とされると、2本のPGを決められるなどして、最後は突き放された。
17日にヘッドフォワードコーチのスティーブ・カンバーランドさんが57歳で急逝。試合前には黙とうがささげられ、選手は喪章を付けてプレーしたが、弔い星を挙げることはできなかった。ディロンヘッドコーチは「かなりチーム内に衝撃が走った。素晴らしいラグビーコーチである前に、人として非常に素晴らしい人だった。まずさみしいという気持ちがある」と故人を追悼。「混沌(こんとん)とした状況の中でも、選手はやるべきことをやりきってくれた。努力は誇りに思う」と選手をねぎらった。
フランカー橋本皓は「毎試合勝利は目指しているが、今週は何としても勝っている姿を届けたかった。戦うという部分はしっかりできたと思うが、勝てなかった部分は非常に悔やまれます」と残念がった。