リーグワン 日本代表候補の竹山晃暉が埼玉を決勝進出に導いた 元代表の福岡さんからも日々助言

 前半、笑顔で独走トライを決める埼玉・竹山
 前半、突進する埼玉・稲垣(中央)
 東京ベイに勝利し決勝進出を決め、スタンドの観客に手を振る埼玉フィフティーン
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 「ラグビー・リーグワン・プレーオフ準決勝、埼玉24-10東京ベイ」(22日、秩父宮ラグビー場)

 プレーオフ準決勝1試合が行われ、埼玉(レギュラーシーズン2位)が東京ベイ(同3位)に24-10で勝利し、新リーグ初代王者に王手をかけた。プレーオフ決勝(29日、国立)はトップリーグ(TL)ラストシーズンの昨季と同じ東京SGとの対戦で“2連覇”を目指す。敗れた東京ベイはBL東京との3位決定戦(28日、秩父宮)に回る。

 攻め込まれる苦しい時間帯を日本代表候補WTB竹山晃暉が救った。「取れることを確定していった」。同38分に自陣で狙いすましたインターセプトから90メートル以上を走りきり、笑顔でインゴールに飛び込んだ。

 「流れを相手にいかせないところでチームに貢献できた」。この試合の勝負を分けたビッグプレーでプレーヤー・オブ・ザ・マッチにも輝いた。

 竹山は御所実から帝京大を経て埼玉に加入し、21年には新人賞に輝いた。今季もレギュラーシーズン3位タイの10トライを挙げ、チームの中心としてけん引してきた。それでも「僕自身は中心だと思っていない。いずれは5年後とかにはそういった選手になりたい」と満足せず、さらなる高みを見据えた。

 昨季に現役引退し、医師の道へ進んだ元日本代表WTB福岡堅樹さんの後継者としても期待される。竹山は「スポットコーチみたいな存在」と今でも福岡さんから連絡を受ける。特に自身の課題であるディフェス面については、日々LINEで細かくアドバイスを受けてきたと言う。

 昨季は負傷もあり最後のTLプレーオフ決勝には出場できなかった。その上、国立でのプレーは今回が自身初となる。竹山は「国立でできることに感謝して最後は決勝でチームに貢献できるようにしたい」と力を込めた。

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