箱根駅伝 東洋大エース不在ピンチも 2年石田洸介が虎視眈々「2区で世界に羽ばたく走りを」

 来年1月2、3日に行われる第99回東京箱根間往復大学駅伝に出場する前回4位の東洋大が21日、オンラインで取材に応じた。2年連続でエース区間の2区を好走した松山和希(3年)が体調不良でエントリー漏れ。エース不在の緊急事態に、酒井俊幸監督は「大きな戦力ダウン」と眉間にしわを寄せつつ、目標を3位以内に設定し「出雲、全日本と松山を欠いてやってきて、松山に頼らずに自分たちでやるんだという覚悟はできている。1人で穴を埋めるのは難しいが、チームとして埋めて総力戦でいきたい」と力を込めた。

 一方、石田洸介(2年)は新エースの座を虎視眈々(たんたん)と狙う。希望区間として4区とともに“花の2区”を挙げ、「東洋大から世界に羽ばたいた選手(服部勇馬、相沢晃など)が2区を走って区間賞を取っている。自分も世界を目指すからには、2区で世界に羽ばたく走りをしたい」と堂々宣言。1年時は期待されつつ、コンディション不良で箱根路を走ることができなかった逸材は「(今回は)箱根で自分の走りでチームに貢献したい」と胸を高鳴らせた。

 また、指揮官はチームスローガン「その1秒をけずりだせ」に加え、「闘争心を解き放て」という今年のテーマを発表。選手1人1人に、気迫のこもった走りをお茶の間に届けるようにハッパを掛け、「実績というよりこの1年頑張って成長してきた選手を選んだ。16人のエントリー選手はコンディションが非常にいい。このピンチをいいチャンスにしたい」と期待を込めた。

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