幼なじみ入江聖奈が見た夢が吉兆? 22歳の木下鈴花、プレーオフ制しパリ五輪へ一歩前進「次は私が輝く」

 「ボクシング・パリ五輪代表1次選考会」(26日、神奈川県立スポーツセンター)

 プレーオフ決勝が行われ、女子54キロ級は、アジア選手権52キロ級覇者の木下鈴花(22)=日体大=が堀内美沙紀(自衛隊)に5-0で判定勝ちした。24年パリ五輪大陸予選を兼ねる杭州アジア大会(9月、中国)代表を決め、「やっとスタート地点に立てた。一から練習して、しっかり出場してメダルを獲得できるようにしたい。メダル圏内に入ると五輪チケットが手に入るので、しっかりここで決めたい」と力を込めた。

 東京五輪金メダルの入江聖奈(日体大)とは同郷の鳥取県米子市出身で、大学まで一緒に汗を流してきた幼なじみ。盟友は引退するが、木下自身はパリ五輪を目指し競技続行を決めており「聖奈がしっかり(東京五輪で)優勝して輝いてくれたので、次は私が同じように輝けるように」と闘志を燃やす。

 パリへの挑戦権が懸かる今回の大一番前にも、盟友からは“珍エール”をもらったという。入江が直前に見た夢の中で、木下がボクシングで戦っていたと報告されたといい、「LINEで『夢を見た』『鈴ならいけるよ!頑張って』と連絡をもらった」と、謎の“吉兆”に応えて笑った。

 今回は五輪階級に増量して臨んだが、フィジカル面で不足を感じたという。海外選手のパワーにも対抗することが急務とあって「やっぱり体力的な壁にぶち当たって、相手とのクリンチ際に体幹の弱さを感じた。土台作りからやり直さないといけない」と課題を明確にした。

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