入江陵介「体制ガラッと変える時期」 世界水泳で惨敗の競泳日本代表に危機感…21世紀最少のメダル2個

 デサントのスイムウェア発表会に出席し、来年に向けて漢字一字で抱負を表した(左から)水沼尚輝、今井月、本多灯、入江陵介、シボーン・バーナデット・ホーヒー
 競泳日本代表への危機感を口にした入江陵介
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 競泳男子背泳ぎで五輪4大会出場の入江陵介(33)=イトマン東進=が2日、都内で取材に応じた。

 自身を含め、7月の世界選手権福岡大会で、2001年以降では最少となる銅メダル2個と低調に終わった競泳日本代表について「周囲からは厳しい目で見られる。メダルはギリギリ(3位の銅メダル)の2つ。自分自身も頑張るが、(日本連盟として)体制をガラッと変える時期にさしかかっている。今回は選手、コーチが考える機会になった。パリ五輪が終わっても競泳界は今後も続くので」と危機感をあらわにした。

 全レースが終わった後の翌朝、チーム解散前にミーティングを開き、自己ベスト更新者やベテランの大橋悠依、瀬戸大也、松元克央らがそれぞれの想いや考えを語ったという。今回主将を務めた入江は「(大会までに)いろんな選手の声を聞きながらいい経験になった。フィードバックしてコーチに上げたい」と話した。

 自身も今大会は100メートル背泳ぎで予選落ちと精彩を欠いた。5月に左肩の肩鎖関節を痛めていたことを明かし、「(上半身が使いにくい分)脚に頼りすぎた。最終目標はパリ五輪なので、1カ月のオフで治療しながらやる。(今大会は)もっと強くならなきゃなと教えてくれる機会になった。再発しないようにしながら、(来年に向けて)いい泳ぎをつくり上げたい」と語った。

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