田中希実 19人抜きにも「ごぼう抜きが好きじゃない」その理由とは? 都道府県対抗女子駅伝で区間賞

 兵庫2区で区間賞を獲得した田中希実(左)と中継解説を務めた小林祐梨子氏
 3区・藤田莉沙(左)へたすきをつなぐ兵庫の2区・田中希実
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 「全国都道府県対抗女子駅伝」(14日、たけびしスタジアム京都発着)

 東京五輪女子1500メートル8位入賞の田中希実(ニューバランス)が兵庫2区に出場し、19人抜きの快走で12分11秒の区間賞を獲得した。兵庫は7位に入賞した。

 元1500メートル日本記録保持者で、この日の中継解説を務めた小林祐梨子氏が持つ12分7秒の区間記録更新にはあと一歩届かなかった。しかし、田中は20位でたすきを受けると一気にトップへごぼう抜き。さらにラストスパートでギアを上げる圧巻の走りを見せた。

 田中はレース後「私はあんまり駅伝のごぼう抜きが好きじゃないというか、もらった位置で(順位が)変わってくるのでこだわりはなかった」としながらも「初めていっぱい抜く経験ができたのはすごく楽しかった」と達成感はあった様子。区間新は沿道の声援で知ったとし「それでも抜けなかった。祐梨子さんの偉大さを改めて(知った)」と同郷で公私で親交が深い小林氏に敬意を表した。

 また、「昨日は陸上練習がしっくりこなかったが、祐梨子さんが『すごいよかった』と言ってくださった。祐梨子さんのGOサインが出たので『いける!』と(思った)」と感謝。快走をねぎらった小林氏も「かわいい存在です」と目を細めていた。

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