ざんばら髪の大の里 故郷の被災地・石川県へ届ける11勝「応援もすごい届いていた」新入幕で敢闘賞 NHK解説も絶賛

 大の里(奥)は引き落としで玉鷲を破る
 突っ張りで玉鷲を土俵際へ追い込む大の里(撮影・開出牧)
 玉鷲(右)を引き落としで破り、11勝目を挙げた大の里(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲初場所・千秋楽」(28日、両国国技館)

 新入幕の大の里はベテランの玉鷲をはたき込みで下し、11勝目を挙げた。

 力強く土俵際まで玉鷲を押し込むと、一気にはたき込んで勝負を決めた大の里。今場所はざんばら髪姿の快進撃で初場所序盤を大いに沸かせた。9日目終了時点までに8勝1敗と、優勝争いも予感させた活躍。10日目から関脇琴ノ若、大関豊昇龍、横綱照ノ富士と、新入幕力士では異例の役力士3連戦も経験。3連敗と結果は伴わなかったが、「良い経験ができた。次の場所に生かしたい。あの空気感で取れたのはすごく大きい」と充実感を漂わせた。NHKで解説を務めた九重親方は「来場所が楽しみ」と目を細めた。

 敢闘賞も受賞し「2桁勝てたんでよかったかなと思います」と大の里。「(二所ノ関)親方が二桁勝ったらご褒美があると言っていたので、(三賞を)取れて良かった」と笑みを浮かべた。

 1月1日の能登半島地震で甚大な被害を受けた石川県出身。「自分にしかできないことなので。石川からの応援もすごい届いてましたし、良い報告ができたかなと思います」と語り、新入幕ながら力強い相撲でファンを沸かせた。

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