6年ぶりV張本智和、妹・美和の五輪代表選出を願う「妹が3枠目にふさわしいと思っている」15歳で殊勲の準優勝

 銀メダルを掲げる張本美和(左)と金メダルを掲げる張本智和(撮影・吉澤敬太)
 メダルを手に自撮りする張本智和(左)と張本美和(撮影・吉澤敬太)
 家族で記念撮影する(左から)父・宇さん、張本美和、張本智和、母・凌さん(撮影・吉澤敬太)
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 「卓球・全日本選手権」(28日、東京体育館)

 男子シングルス決勝が行われ、パリ五輪代表を決めている張本智和(20)=智和企画=が、2連覇中だった戸上隼輔(22)=明大=に合計8度のマッチポイントをしのいでの4-3の逆転勝利を飾った。14歳で最年少制覇を飾った18年大会以来6年ぶりに返り咲き、「正真正銘、日本男子のエースとして胸を張れる」と感慨を込めた。

 妹の張本美和(15)=木下グループ=は女子シングルスで決勝を戦ったが、パリ五輪代表の早田ひな(日本生命)=に0-4のストレート負けを喫し、準優勝となった。

 兄・智和は試合は見られなかったというものの「得点を聞いたら1ゲーム目に9-5から逆転されたと。でも、それが早田選手の強さ」と話し、「彼女(美和)は15歳で、それにしては今大会で成果が出たと思うので、2位ですけど喜んでいいと思う」。ただ、パリ五輪代表の最終選考対象となった今大会で4番手に浮上し、3枠目の団体戦代表に選出される可能性も残るだけに、「これで五輪3枠目は、僕は妹に出てほしい。(代表選考で)僕には何もできないが、兄として、一選手として、妹が3枠目にふさわしいと思っています」と、日本卓球界初の兄妹での五輪出場へ願いを込めた。

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