宮田笙子が3連覇で初五輪切符!「今年は絶対いい年に」左脚痛みに耐え夢舞台へ 2位岸、3位岡村、4位中村も内定 5人目は牛奥 杉原は落選

 「体操・NHK杯」(18日、高崎アリーナ)

 今夏のパリ五輪代表最終選考会を兼ね、4月の全日本選手権の得点を持ち点に、女子の個人総合2回目が行われた。1位スタートした宮田笙子(19)=順大=が4日間の合計217・162点で、女子史上7人目の3連覇を果たし、初の五輪切符を獲得した。

 宮田は大会直前に左脚の内転筋を痛めて、16日の1回目では最後のゆかの着地で大きく乱れて派手に転倒。「痛みが結構きてる」と話していた。痛みを抱えながらも、大会2日目は、日本エースとして跳馬、段違い平行棒、平均台と好演技を披露していた。

 優勝インタビューでは「もっと納得のいく演技で締めたかった。でも、それはパリに置いておく。磨きをかけて、パリで思い切った演技ができるようにしたい。(パリ五輪まで)いい年もあれば悪い年もあった。今年は絶対いい年にしてみせます。演技でみんなから信頼されるようにしたい」と、決意を語った。

 2位の岸里奈(16)=戸田市スポーツセンター=、3位の岡村真(18)=相好体操ク=、4位の中村遥香(16)=なんばク=も五輪代表に内定した。

 5位スタートで日本女子史上3人目の3大会連続五輪出場を目指す杉原愛子(TRyAS)は今大会の1回目でも落下した段違い平行棒で再び落下し、5位だった。貢献度でも及ばず、無念の落選となった。

 チーム貢献度で選出される残り1枠は牛奥小羽(19)=日体大=に決まった。女子は04年のアテネ五輪以来となる全員が初の五輪代表というフレッシュな布陣となった。

 ◆体操女子のパリ五輪代表選考 代表は5人で、4月の全日本選手権の得点を持ち点に争うNHK杯(高崎アリーナ)で上位4人を選び、残りはチーム貢献度で1人が代表入りする。

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