体操ニッポンの新ユニホームお披露目 コシノヒロコ氏がデザイン 橋本大輝「最高」 宮田笙子「かわいさがある」

 日本体操協会は11日、都内で記者会見を行い、日本代表の新ユニホームを発表した。世界的ファッションデザイナーのコシノヒロコ氏がデザインを手がけ、ミズノが制作を行った。

 男女ともに2種類のユニホームが発表され、男子は海面に大きく波打つうねりをデザインした「UNERI(ウネリ)」、大いなるエネルギーを秘めながら、ゆっくり高みへと晃る朝日をイメージした「SUNRISE(サンライズ)」がモチーフとなった。女子はアラビア風の文様をアレンジしたシンメトリーなデザインの「ARABESQUE(アラベスク)」、海のうねりをモチーフにしながら、波打つような穏やかな「UNERI」がデザインされた。

 コシノヒロコ氏は「洋服は人間の体に一番近い環境で、人間の精神がかなり影響される。着ることで誇りが持てたり、いい意味で影響されるような、今までに持っていない力が発揮できるようなものがいい」と込めた思いを説明。迫力のあるユニホームとなった男子は「強く、スピード感あふれる、動く時の美しさを力強く感じられる計算ができております」といい、華やかなデザインとなった女子は「たくさんスパンコールがついている。立体的に光り輝く、選手たちの優雅な姿が目に映るようです」と語った。

 21年東京五輪2冠の橋本大輝(セントラルスポーツ)は「最高のユニホームになっていて、それを着られることがうれしい」と笑顔。「裏話として、2月にコシノさんからはやめにデザインをあげていただいて、当時の代表選手と話し合った。細かいところ、サンライズには金のラインが入っていたり、細かく選手が金メダルを取りたいというところをデザインに落とし込んでいただいた」と明かした。

 女子エースの宮田笙子(順大)は「今回はかわいさがあるなと第一に感じた。それが今までになかった」と新鮮さを語りつつ、「色が対照的でどちらでも(気持ちが)あがりそう。スパンコールも輝いている。最高のユニホームで最高の演技がしたい」と意気込んだ。

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