新入幕濃厚の獅司 琴桜の胸を借りて砂まみれも「大関にぶつかれてうれしい」大相撲秋巡業

 大相撲の秋巡業が2日、神奈川・相模原市で行われ、来場所の新入幕が濃厚な十両獅司(雷)が、ぶつかり稽古で大関琴桜の胸を借りた。苦しげな表情を浮かべて砂まみれになりながら力を振り絞る姿に、観客から温かい拍手が起こった。

 琴桜には「腰を下ろして脇を締めて」と助言をもらったといい「大関にぶつかれて、うれしいです」と笑み。申し合いにも2日連続で積極的に加わり、この日は11番とった。秋場所は西十両2枚目で9勝。ウクライナ出身初の幕内力士として11月の九州場所で好成績を残すべく「幕内力士と稽古して、来場所頑張ります。楽しみです」と、秋巡業での鍛錬を誓っていた。

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