ラグビー元日本代表の五郞丸氏が一般社団法人設立 “史上初”ゴルフ場を使用した音楽フェスを16年間在住の磐田市で開催「恩返しをしたい」
ラグビー元日本代表の五郎丸歩氏(38)が5日、神奈川・横浜市で、一般社団法人「Future Innovation Lab」設立に伴う記者発表会に、EXILE・AKIRAと出席。静岡県・磐田市の協力の下、同法人の活動として25年11月8、9日の2日間にわたり「恐らく日本で初の試み」というゴルフ場を使用した音楽フェス「Iwata Seaside DREAM Fes2025」を開催することを発表した。
同フェスは浜松シーサイドゴルフクラブをメインに、キャンプ場、会館を会場とし、1万人以下の規模感で予定。出演者は25年1月に発表される。イベントコンセプト「いま、ここから新しい風」を掲げ、地域が長期にわたって継承してきた、音楽やスポーツを融合させた新たなイベント事業を生み、まちづくり活動を支援し地域の発展に貢献することを目指す。
代表理事を務める五郞丸氏は福岡県出身だが、ラグビー・リーグワン1部の静岡ブルーレヴズの前身であるヤマハ発動機ジュビロで08年からプレーするなど、16年間磐田市に在住。五郞丸氏は「一番長く縁がある市。新幹線を降りても一番落ち着く場所は磐田。ラグビーを通じて出会い、ラグビー人生の中でどん底からはい上がった場面も背中を押してくれた。それも含めて恩返しをしたいと思った」と話し、その恩返しの形の一つが、先述した同フェスだと語った。
21年に現役を引退後、リーグワン静岡で、ファンやスポンサー、地域などとの関係作りを担う「クラブ・リレーションズ・オフィサー」(CRO)を務めてきた。今年5月5日に行われたリーグ最終戦では、ゲストとしてAKIRAが来場。満員で埋め尽くされたスタジアムの光景を目にし、次のステップに進むことを考えたといい、6月にはCROを退任した。
「1万4千人~5千人のスタジアムをうめることにここ3年注力してきましたが、次のステップとしては、磐田市にいかに人を呼び込むか、そしてそこに住まれてる方にいかに幸福になっていただくか。こういったことをこの一般社団法人を通じて実現していきたい」
磐田市出身で理事を務めるAKIRAも「これから磐田で挑戦していく2人として、さまざまなところで意気投合して熱く語り合い、磐田の未来に向けて走り出して行ければということで、このような一般社団法人を立ち上げさせていただきました。前例のない音楽フェスを開催できれば」と意気込んだ。