101回目の箱根駅伝 実況も新時代に 日テレ杉野真実アナが女性初中継所実況完遂 ハプニングにも冷静実況 杉原凛アナも小涌園で実況デビュー 反響「歴史の1ページ」

 「箱根駅伝・復路」(3日、箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 7区と8区がタスキを繫ぐ平塚中継所で、往路に続いて、日本テレビの杉野真実アナウンサーが中継所実況を担当した。

 女性アナウンサーが箱根駅伝の中継所実況を担当するのは史上初。復路では、駒大の佐藤圭汰が区間新の走りで首位青学大との差を大きく詰めた中「区間記録達成。初めて1時間1分を切りました」と、凜々しく伝えた。また、国学院大が中継所目前でタスキを落とすハプニングがあったが、「タスキを落としました。大丈夫でしょうか。急いで戻ります。仲間の汗、想いが染み込んだタスキ。今、しっかりと持ちました」と冷静に伝えた。往路では先頭で姿をみせた中大の本間颯(2年)に「平塚中継所に最初に姿をみせたのは伝統の真紅のタスキ、中央大学です」と語り、少し低め声で冷静に実況していた。

 今大会では5、6区の小涌園前の実況で、19年入社の杉原凛アナウンサーが箱根実況デビューを果たした。これまで女性アナウンサーは沿道リポート、インタビューでの起用がほとんどだった。

 SNSでも「流石の滑舌と美しい声の響き、新たな歴史の1ページ」、「今回初なんだ?すげーがんばれー」、「歴史的瞬間」、「杉原凛アナの実況聞きやすくてよかった」と反響を呼んでいた。近年では競馬でラジオNIKKEIの藤原菜々花アナウンサーが女性初の中央競馬実況を果たすなど、スポーツ実況で女性アナウンサーの起用が増えてきている。

 杉野アナは今大会を前に、インスタグラムに「湘南の海風、新春の陽光、駅伝ファンの熱視線の中想いを込めた襷リレーを伝えられること、夢のようです。女性の中継所実況は中継開始以来初めてだそうで、最初の一歩を踏み出せて頂けることに、心から感謝しています」と、つづっていた。

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