競泳・中村克 川島海荷と結婚発表後の国内初レースで優勝に安堵 賞金12万円の使い道は「おいしいものでも食べに」と幸せオーラ全開
「競泳・北島康介杯」(26日、東京アクアティクスセンター)
男子50メートル自由形決勝で、21年東京五輪代表の中村克(30)=CHARIS=が、4分間のインターバルで3レースを勝ち抜いて優勝した。俳優の川島海荷(30)と結婚発表後、国内初レースでの優勝に「下手な記録では泳げないなと正直思っていました。無事勝てて良かったです」と、安堵(あんど)の表情を浮かべた。
昨年12月23日に川島との結婚をSNSで発表。「これまでの競技生活は正直辛いことの方が多かったですが、彼女と出会い、支えられて今の自分があります。彼女は優しくて僕を照らしてくれる太陽のような存在です。そんな人とこれからも目標に向かって邁進してまいります」と伝えていた。
特に東京五輪後の時期、川島の支えが大きかったことを明かした。「彼女の存在自体がつらいときも支えになった。特に東京五輪が終わってからの期間は、コーチがいきなり変わってしまったり、苦しい時期が多かったんですけど、その中でも特に彼女の存在がぶれずにパリの選考会まで送り届けてくれたと感じているので、すごく感謝しています」と言葉を口にした。
50メートル自由形決勝では今大会で導入された勝ち抜き方式で争う「スキンレース」に出場。予選の上位10人で第1レースを行い、4位までが第2レースに進出。第2レースの1、2位との最終レースを制し、賞金12万円を手にした。使い道について聞かれた中村は「ちょっとおいしいものでも食べに行こうかなと思います」と、照れくさそうに話し、幸せオーラ全開だった。
中村は2022年まで全日本選手権男子100メートル自由型で8連覇し、リオデジャネイロ五輪と東京五輪に出場。100メートル自由形では、日本記録を4度更新している。
また、中村は7日に難関中学受験塾の浜学園と所属契約を結んだことを発表していたが、同大会は前所属の「CHARIS&Co」所属で出場した。