大阪国際女子マラソン ぶっちゃけ解説が大反響「戦略的なレースはできません(笑)」「前の走者に怨念を」ファン「今年も面白かった」
「大阪国際女子マラソン」(26日、ヤンマースタジアム長居発着)
実業団1年目のルーキーで、異色の同好会出身ランナー・小林香菜(23)=大塚製薬=が自己ベストを3分40秒更新する2時間21分19秒で、日本勢トップの2位に入った。シンデレラストーリーの裏でファンの注目を集めたのが、カンテレ制作の中継で解説を務めた渋井陽子さん、福士加代子さんの“鉄板コンビ”だ。
昨年、2人の解説が大きな話題となっていた中、中継冒頭で実況アナが「今年も自由奔放な解説をお楽しみください」と紹介すると、渋井さんはガッツポーズを繰り出し、福士さんは満面の笑み。手綱を引く役目?だった高橋尚子さんも思わず大爆笑だ。
レースが始まると2人の掛け合いがスタート。高橋さんも「私だったらさぁー」とつられ、自らの経験を語る場面もあった。29キロ付近で鈴木優花がエデサから引き離されると、「私がエデサさんだったら引き離したい。そう思いません?」と2人に問いかけると、渋井さんは「私はそういう戦略的なレースできません(笑)」福士さんは「そういうレースしてみたーい」とポツリ。「私は前のランナーに怨念を。落ちてこいと思ってました」と続け、笑いを誘った。
小林香菜のピッチ走法に渋井さんは「23歳なのに匠の足ですよね。23歳でこんな走り込んだ足は」と独特の表現で解説。福士さんも「止めなければずっと走ってる選手。走ってもケロッとして帰ってくるんだって」と取材したエピソードを披露。一方で小林が残り800メートルで鈴木を逆転すると、臨場感を出すためか2人は言葉を発さず。視聴者を楽しませつつ、現場をリスペクトする解説だった。
ファンも「今年も面白かった」「福士加代子と渋井陽子の解説緩くておもしれー!」「このコンビの解説は聴いてて楽しいわ」「Qちゃんは正統派だが、渋井福士が面白いなw」「良いわぁ。面白いわぁ。後で有森裕子さんから指導が入らないと良いけれど(笑)」といった書き込みが多く集まり、盛り上がりを見せていた。今回は3人をはじめ、増田明美さん、有森裕子さん、野口みずきさん、千葉真子さんらが解説陣として中継を彩った。