大鵬さんの孫、夢道鵬が勝ち越しお預け「力負けです」 初大銀杏も悔し
「大相撲春場所・8日目」(16日、エディオンアリーナ大阪)
“昭和の大横綱”大鵬を祖父、元関脇貴闘力を父に持つ西幕下3枚目の夢道鵬(大嶽)が、十両の日翔志(追手風)と対戦。押し出されて3勝2敗と、勝ち越しはお預けとなった。
立ち合いから走ろうとしたが、押し込めずに後退し土俵を割った。「集中して変わらずできたんですが、圧力が強くて力負けです」と悔しがった。この日は初めて大銀杏を結ったが「一つの目標だったのでうれしいですけど、番付が伴っていないので、15日間結えるように頑張ります」と前を向いた。
初場所は東幕下44枚目で7勝を挙げ優勝。自己最高位で迎えた今場所。祖父、父に続く3世代関取、兄の王鵬に続く兄弟関取へ、残り2番へ力を尽くす。