高木美帆 五輪へ濃い時間過ごしたい 1500メートル2大会連続銀「思いは自分の中心にある」
2022年北京五輪スピードスケート女子で金メダルを含む4つのメダルを獲得した高木美帆(30)=TOKIOインカラミ=が4日、都内で取材に応じ「オリンピックで全力を出すため濃い時間を過ごしていきたい」と来年のミラノ・コルティナ五輪へ力を込めた。
今季のW杯は1000メートルと、自身が世界記録を持つ1500メートルで総合優勝。3月の世界距離別選手権は1000メートルで2連覇したが、1500メートルは4位。結果は残したが「シーズンを通して納得のいくレースをできなかった」と振り返った。
「オリンピックでの1500メートルに対する思いは、自分の中心にある」と話す。同種目は五輪2大会連続で銀メダルにとどまっており、まだ経験していない大舞台での頂点へ「負けたくない。勝ちにいきたいという気持ちはどの種目より強い」と語った。
大舞台まで1年を切った中で「不安を感じる時もゼロではない」と、前回大会まではなかった感情を抱く時もあると吐露した。しかし「感慨深い気持ちになることもある。気持ちの変化を受け入れながら力強く進みたい」と高木。前を向き走り続ける。