五輪2連覇王者・阿部一二三が順当に1回戦突破 パリ五輪以来8カ月ぶり復帰戦 全日本選抜体重別
「柔道・全日本選抜体重別選手権」(5日、福岡国際センター)
6月の世界選手権(ブダペスト)代表選考会を兼ねて行われ、男子66キロ級五輪2連覇の阿部一二三(27)=パーク24=がパリ五輪後初戦に挑み、1回戦で中島瑞貴(九州電力)に優勢勝ちし、準決勝進出を決めた。
阿部一が序盤から圧倒。開始1分半過ぎに内股で有効が宣告されたが、取り消しに。しかし、直後に体落としで有効を奪い、そのまま押し切った。
阿部一は2連覇した昨夏のパリ五輪以来8カ月ぶりの復帰戦となる。今大会は廃止されていた「有効」が復活するなど1月から国際大会で導入されている国際柔道連盟(IJF)の新ルールが国内初適用されている。