「ＳＶリーグ女子・プレーオフ準々決勝・第１戦、ＮＥＣ川崎３－０東レ滋賀」（１８日、とどろきアリーナ）

　プレーオフが開幕し、レギュラーシーズン（ＲＳ）２位のＮＥＣ川崎が、リーグ３連覇、新リーグ初代女王に好発進を決めた。ＲＳ７位の東レ滋賀を相手に３－０（２５－１５、２５－１９、２５－１９）と圧倒した。

　ＲＳで日本選手１位、全体３位の８９５得点をマークした佐藤淑乃は「自分たちのサーブで崩せて、ブロックにはめられた。理想的だった」と勝因を語った。１０４７得点でＲＳ１位の東レ滋賀・ヌワカロールをアタック８得点（決定率２７・６％）に抑えた。

　一方で自身もアタック９得点（決定率３０％）にとどまり、バックアタックは２本（同２０％）。昨季限りで引退した古賀紗理那さんの背番号２を継承したエースの佐藤は、相手の対策に苦しんだ格好だが、粘りのレシーブ、力強いサーブで貢献した。

　佐藤はＲＳを「チームとして４枚攻撃とかそういう部分を意識しているので、相手のブロックが１枚になるケースがあったりして決められたのかな」と振り返り、この日の内容を「出だしで自分のプレーが出せず、オフェンスではあまり点を取れなかった。でもミドルの選手が決めてくれたことでブロックが１枚になったりして、自分の点数が取りやすくなった面では、チームで助け合えたと思います」と語った。

　準決勝まではＲＳ上位チームのホームで開かれ、２戦先勝方式。決勝は５月２～４日に東京・有明アリーナで行われる。