元幕内では史上初!夏場所初日で天空海が弓取りデビュー
「大相撲夏場所」(11日初日、両国国技館)
初日の弓取りを西幕下筆頭の天空海(34)=立浪=が初めて務める。審判部から初日の取組が発表され、天空海のデビューが決まった。幕内経験者が幕下で弓取りデビューを果たすのは史上初めてとなる。
天空海は豊昇龍が横綱に昇進した今年2月から弓取りの練習を開始。4月までの春巡業では弓取式に度々登場していた。
昨年の夏場所では元十両の幕下朝乃若(高砂)が弓取りを2日目から千秋楽まで務めた。十両経験者が弓取りデビューを果たすのは1991年名古屋場所の秀ノ花以来、33年ぶりの珍しさだった。
なお、巴富士(九重)は千代の富士が横綱だった1989年の幕下時代に弓取りデビュー。新十両昇進とともに、弓取式からは離れたが、その後に小結まで番付を上げている。
弓取りは基本的には横綱がいる部屋又は一門の力士、大関のいる部屋又は一門から選出されるケースが多い。