17歳・大橋信が男子100メートル平泳ぎ金! 4日前に39度の発熱も 中国・董志豪と同着「少し悔しい」も北島康介氏「すごい」

男子100メートル平泳ぎ決勝 力泳する大橋信
男子100メートル平泳ぎで金メダルを獲得し手を振る大橋信
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 「アジア大会・競泳」(21日、東京アクアティクスセンター)

 男子100メートル平泳ぎで17歳の大橋信(枚方SS)が58秒64で金メダルを獲得した。董志豪(中国)と同着の1位だった。男子800メートルリレーでは、日本(村佐達也、松元克央、黒田一瑳、松下知之)は7分1秒05の日本新記録で銀メダルとなった。従来の記録を1秒21更新。女子200メートル個人メドレーの成田実生(ルネサンス)は、3位に入った。

 今年から代表入りした大橋が、アジアの頂点に立った。最初の50メートルを先頭で折り返すと、高速でピッチを刻んで加速。世界王者の覃海洋(中国)を振り切り、董志豪と同時にタッチした。4日前に襲った39度の発熱を感じさせない堂々の金メダル。ただ本人は納得しておらず「タイムはよくないし、同着優勝で少し悔しい部分がある」と唇をかんだ。

 北島康介氏が、五輪2大会連続平泳ぎ2冠を達成した2008年北京大会の翌年に生まれた新世代。小柄な身長169センチを生かしたスピードと持久力を武器にする。北島氏も「低抵抗を追求した僕とは真逆。本当にすごい」と絶賛する逸材だ。

 北島氏は02年釜山アジア大会の200メートル平泳ぎを世界記録で制し、04年アテネ五輪、北京五輪と飛躍した。28年ロサンゼルス五輪を目指す大橋も、愛知・名古屋アジア大会Vから同じ道をたどりつつある。

 レース後に北島氏から「ここからだよ」と声をかけられ「世界新を出さないと、そのルートには乗れない」と本命の200メートルへ気合。日本勢として12年ロンドン大会から遠ざかっている五輪メダル獲得へ。お家芸復活の期待を“北島康介2世”が背負う。

 ◆大橋 信(おおはし・しん)2009年3月5日、大阪府枚方市出身。小学3年から本格的に競技を始めた。3月の日本選手権で平泳ぎ3冠。8月のパンパシフィック選手権は100メートルで日本記録を樹立して2位に入った。大阪・四條畷学園高3年。169センチ、66キロ。

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