古豪復活!早大が16年ぶり3度目V「本当に強い早大が帰ってきた」 圧巻の大会新記録、従来記録約2分更新 スーパー1年生コンビが衝撃走 2区本田桜二郎が6人抜き、4区新妻遼己が区間新 最後は“山の名探偵”工藤慎作が歓喜のゴール
「出雲全日本大学選抜駅伝」(12日、出雲大社前~出雲ドーム前=6区間45・1キロ)
大学三大駅伝の開幕戦・出雲駅伝が行われ、早大が2時間5分56秒の大会新記録で16年ぶり3度目の優勝を飾った。23年駒大の記録を約2分更新した。
伝統のえんじ色のタスキが頂点へと帰ってきた。1区吉倉ナヤブ直希(3年)は最後のスパート勝負で遅れ、17秒差の7位発進となったが、2区で起用されたルーキー本田桜二郎(1年)が圧巻の走りを披露。すぐに先頭集団に取り付くと、残り300メートルで圧巻のラストスパート。有力校を突き放し、15分42秒で区間賞を獲得した。衝撃の6人抜きでの駅伝デビューに「最高の形で達成できた。いいレース展開ができた」と充実した表情で振り返った。
箱根駅伝4区区間賞の実績がある3区鈴木琉胤(2年)は日大のキップケメイに抜かれたものの、自身も区間新の走りで2位で踏ん張ると、4区で起用されたルーキー新妻遼己(1年)が最初1キロで先頭を奪還し、そのまま突き放す圧巻の走りでトップへ。17分10秒の区間新記録をマークした。「いい流れできていて、桜二郎が区間賞。自分も仕事果たさないといけないと思っていた。刺激になった」と、語った。
5区のエース山口竣平(3年)も区間新記録で後続を突き放すと、6区の“山の名探偵”工藤慎作(4年)が区間賞の盤石の走り。異名の由来となったお馴染み「名探偵コナン」の真実はいつもひとつポーズで歓喜のゴールテープを切った。胴上げされ3度宙を舞った工藤は「うれしいの一言です。優勝候補の大本命ととらえられていた中で力通りの走りを全員ができた。前評判だけじゃなく、本当に強い早大が帰ってきたというところをお見せすることができた」と語った。
2区、4~6区の4区間で区間賞を獲得。今大会での起用は見送られたが、本田、新妻とともに“令和の三羽ガラス”と呼ばれる1年生、増子陽太もいる充実の選手層。現マラソン日本記録保持者の大迫傑を擁し、3冠を成し遂げた2010年以来の優勝で、古豪が完全復活を予感させた。
