箱根王者・青学大が衝撃の大敗11位 原監督「このままでは箱根のシードも取れないぞ」15年ぶり2桁順位&関東勢最下位の悪夢 スピードランナーそろえるも序盤で低迷 「俺たちの出雲駅伝大作戦」不発「駅伝力がなかった」

大敗した青学大=出雲ドーム前(撮影・高部洋祐)
スタートを切る青学大・石川浩輝(左から2人目)、駒沢大・鈴木大翔(右から2人目)ら(撮影・高部洋祐)
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 「出雲全日本大学選抜駅伝」(12日、出雲大社前~出雲ドーム前=6区間45・1キロ)

 大学三大駅伝の開幕戦・出雲駅伝が行われ、箱根駅伝3連覇中の青学大は11位に終わり、8年ぶりの優勝はならなかった。優勝した早大からは3分57秒差の大敗。青学大の2桁順位は2011年(10位)以来15年ぶりで、11位は初出場だった2010年以来ワーストタイの順位。初優勝を果たした12年以降では初の悪夢となった。

 今季トラックで成果を出してきたスピードランナーたちをそろえたが、厳しいレースとなった。1区で石川浩輝(2年)が2位につけ、好スタートを切ったが、2区の鳥井健太(4年)が終盤のスパート勝負で遅れ、区間9位の走りで18秒差の8位に転落。3区飯田翔大(3年)もエース区間で追い上げることはできず、区間11位に沈み、1分35秒差の10位に順位を下げた。

 4区小河原陽琉(3年)も城西に抜かれ、区間11位の走りで2分15秒差の11位に。5区には昨年までの大エース、黒田朝日の弟、黒田然(3年)が起用されたが順位を上げられず、アンカー6区で大学駅伝デビューとなった前川竜之将(2年)も追い上げはならなかった。

 レース後、原晋監督は笑顔なく、神妙な表情で「1区はいい流れできたが、駅伝力がなかった。速さはあるが、強さがなかった。駅伝の負の連鎖が始まって、駅伝力を表現できなかった」と、完敗を認めた。「全日本、箱根に向けてポテンシャルのないチームではないのでステップアップしていきたい」とした上で「悔しさをバネに、このままでは箱根のシードも取れないぞとハッパをかけていきたい」と危機感を口にした。

 前日に原監督は恒例の作戦名を「俺たちの出雲駅伝大作戦」と発表。日本テレビ系のドラマ『俺たちの箱根駅伝』が10日から放送されており、「この出雲駅伝にもさまざまなドラマが起こります。さまざまな方のご尽力があってこの大会が行われている。学生三大駅伝初戦、出雲は出雲のドラマを繰り広げていきたい」と語っていたが、ホロ苦い大学駅伝初戦となった。

 これまでも出雲の敗戦から巻き返し、箱根駅伝で結果を残していた青学大。立て直しが注目される。

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