食って飲んでも筋肉はつく!ジム経営者が営むノーチャージ1杯500円のカジュアルバー「5DOLLARS」
暖色のライトに照らされるアメリカンな店内はいつも人々の笑顔で溢れかえっている。中心に立つのは神戸・三宮のカジュアルバー「5DOLLARS」のオーナー・金子翔一さん。こんがりと焼けた肌、体格のいい風貌ではあるが、ここは決してマッスルバーではない。誰もが一杯、気軽に立ち寄れる憩いの空間だ。
ノーチャージで1杯500円から。「収益は大事ですけど人がつながることで何かが生まれると思うので。安くすることで間口が広がっていろんな人が来てくれる」と破格の値段も惜しまず、何よりも人と人のつながりに重きを置く。バーを営みながらジム経営者としての一面も持つオーナー。酒と筋肉。一見、相反している関係に見えるものの、金子さんがそうではないことを自身のフィットネスライフで物語っている。
「低脂質高タンパク」、「食事制限」、「禁酒」…。理想の体型を追いかける過程に摂生がつきものと思われがちだが、金子さんは「本来、筋肉においてお酒を飲まない方がいいと言われているけどカジュアルにトレーニングしている人はあんまりそこを犠牲にしたくない。僕も好きなものを食べて飲むけどめちゃくちゃ動く」と話す。
学生時代はラグビー部に所属し、高卒で就職。工場で働く日常に別れを告げ、2015年にラグビーのフィリピン代表入りを目指してマニラに移住した。3年間は会社員として働き生計を立てながらクラブチームでプレー。「英語も何もしゃべれない状態だった。毎日冷や汗をかきながら働いていました」と異国の環境にもがきながらも、夢を追った。
移住して3年半後、ラグビーでのトレーニング経験を活かして現地日本人向けのパーソナルトレーナーとして独立。活動を続けていく中で神戸でジムとバーを経営するきっかけをくれたタカさんという人物にも出会い、自身の可能性を広げていった。帰国後はそのタカさんに力を借りて「FREESTYLE FITNESS 神戸元町」に就職。今年1月にジムを買い取る形でオーナーとなり、「5DOLLARS」でも今年6月からオーナーを務めることになった。
金子さん自身も元アスリートで食事制限などに打ち込んでいた1人。それでも「(飲食は)人間が一番楽しめるところ。フィットネスをやるときに考えが凝り固まってほしくない」と強く語る。バーとジムを経営し、自ら酒を飲みながらもその分動くことで体を鍛えてきた。
人とのつながりが金子さんの経営者としてのルーツだ。「こんなにお酒を飲んでも大丈夫だよというのを周りに伝えたい」。酒を飲み、たらふく食べる。それもフィットネスの一つであることを金子さんが体現し続けていく。
【5 DOLLARS】〒650-0004 兵庫県神戸市中央区中山手通1丁目16-3 マロンビル2階
【FREESTYLE FITNESS 神戸元町】〒650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通3丁目4-1
